翻訳/ローカリゼーションベンダーを雇う必要があるかどうか 

Q: 自分で翻訳するか、対象言語に「流暢」な従業員に翻訳を任せてはいけないでしょうか? 
A: 専門分野には専門知識が必要です。翻訳は専門性が非常に高い分野です。 翻訳ミスの危険を排除するためにも、本当のプロの翻訳者を常に使用されることをお勧めします。 
 
Q: 自社と取引している各国のディストリビュータ (または得意先) に翻訳を任せずに、翻訳会社を使う方がいいのはどうしてですか? 
A:

すべての翻訳ニーズに応じられる多言語対応の翻訳会社のサービスを使うと、次の利点があります。

  • 市場投入までの時間の短縮化 – ディストリビュータに翻訳を依頼すると、ローカライズされた製品やマニュアルの納期が遅れることが少なくありません。 ディストリビュータは他にもっと大切なことがあり、翻訳は「二の次」になってしまうからです。
  • 品質管理の向上 – 翻訳会社を使用すると、複数段階の品質管理を実施することができます。 洗練度の高い完成した翻訳をベンダから受け取った後で、ディストリビュータにこれを転送してコメントや微調整を行うことができます。 翻訳はディストリビュータの本来の業務の範囲外なので、ディストリビュータは翻訳経験のない社内スタッフに資料の翻訳を任せることが多くなります。 翻訳の追加校正もファイルの言語編集も行われません。 ディストリビュータは言語のプロではないため、翻訳メモリ ツールを使うこともないので、用語の一貫性が保たれない危険もあります。
  • プロジェクト管理 – プロジェクト管理と技術活動を一元化すれば、従業員も自分の本領が発揮できる業務に専念することができます。 そのため、時間と経費の節約につながります。 
  • 一貫性 – 翻訳およびローカリゼーション ベンダ一社に業務を任せると、印刷物の外観やテキスト内容を統一し、包括性を保持しやすくなります。 ディストリビュータは手っ取り早く片付けようとして、自分たちが受け取った部分しか翻訳しないことがあります。  
  • 著作権 – 会社の多くは、ディストリビュータとの著作権問題が発覚してから、プロの翻訳サービスが必要だということに気付きます。 会社が翻訳に関する法的措置を取った後で、ディストリビュータが翻訳されたソフトウェアやマニュアルが自分の所有だと主張し、返却を拒否することがあるからです。訴訟に敗れた会社は、すべてを一から翻訳し直す以外に方法がありません。プロの翻訳会社を使っていれば、このような翻訳の問題を防ぐことができます。 
  • 経験 – ソフトウェア ローカリゼーションや翻訳を専門とする国際的な翻訳会社は、多数の会社との取引経験があります。 そのため、知識も豊富で、製品をローカライズするのに最も効率的でコスト効果の高い方法を熟知しています。 
 
Q: CAT および翻訳メモリとは何ですか?
A: CAT (コンピュータ支援翻訳) とは、翻訳プロセスで翻訳を自動化する、または翻訳者を支援するコンピュータ技術を指す用語です。 翻訳メモリは、翻訳された語句や文をデータベースに格納しておくことができる技術です。 これらのツール (Trados や SDLX など) を使用することで、翻訳プロセスを容易にし、翻訳効率を高めてコストを削減することができます。  
 
Q: Simship とは何ですか? 
A: Simship は、ローカライズされた別言語のバージョンを国内版の製品と同時に出荷およびリリース (Simultaneous shipment) することです。 1 つの製品の別言語のバージョンを同時に出荷およびリリースするには、開発プロセスの最初からローカリゼーション専門家の参加を検討する必要があります。